姿勢と精神状態

背中を丸めてうつむき、
「私は出来る!頑張れる!」と、言ってみましょう。

今度は、胸を張ってアゴを上げ、目線は遠くの空を見て
「もうだめだ、何もやる気がでない」
と、言ってみましょう。

どちらも「いや、そうでもないかも」と、
自分の言葉を否定する気持ちが少し出てくるはずです。

脳は、身体の反応に騙されやすいそうです。

例えば、胸が高鳴る状況。
「心拍数が上がっている」という反応ですが、
原因が恐怖心でドキドキしているのか、
うれしい緊張でドキドキしているのか判断が出来なくなる、
有名な「吊り橋効果」というのもありますよね。

武道や礼儀作法でも
「身が引き締まる姿勢」「力を出しやすい姿勢」という体験はありませんか。

実験で割り箸を横一文字にくわえて、口角を無理やり上げ
強制的に「笑顔」のような顔を作ってもらうと、
普通の状態で同じジョークをきいたときより面白いと感じるといった実験がありました。

このように筋肉の動きや姿勢で、脳や心を勘違いさせることができるそうです。


普段何気なく続けている姿勢で、心や性格を自らで作り出しているのかもしれませんね。





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