【両脚の状態と体の健康に大きな関りがある】

中医からみると、両脚の状態と体の健康は大きな関連があります。 中医では、頭痛は頭だけみるのではなく 脚の痛みも脚のみみるではなく全体をみます。 なぜでしょうか? 中医学は 陰陽論 と 五行説 に大きく基礎付けられています。 宇宙、自然、食、人体の世界を <陰と陽> のバランス ( 平衡感覚 ) によって生命体は息づいていると考えています。 春・夏・秋・冬の 四季 に 土用 を加え <五季> とし、また万物の構成要素とされる 木・火・土・金・水 を <五気> といいます。 その相性と相克の働きを <五行> として定義しました。 この五つが揃って初めて我々の健康でバランスのとれた生活が整うのです。 五臓 で 肝臓は木、心臓は火、脾臓は土、肺臓は金、腎臓は水 となり、人体の各部位の機能も同様に考え、体調変化も陰陽五行の失調から発生すると考えてバランスを整えるように対応します。 例えば、中医では、肝、腎が虚症の場合、よく 脚に症状が出ます。 ① 両脚が冷たい: 腎陽虚 の症状 日常生活で、腰や背中が痛む事が多い、疲れやすい、両脚浮腫、四肢が冷たい 尿量が 少なく、色が水のように薄い。 女性の場合は生理の量が少ない、生理痛がある、血の塊が出る、 色が暗いなど、 陽虚症 とみられています。 腰から下、指で押してみて皮膚が凹んだまま戻って来ない、お腹が張って痛い場合は特に要注意。 普段、冷たい物、辛 い物、性寒涼、脂濃い物、消化しにくい物は控えましょう! 便 秘の方はもち米は不向き、便の緩い方は牛乳、エビなど通便作用のある食べ物は避けましょう! 日常では、体を温め、寝る前の半身浴がおススメ。なるべく夜11時迄に寝る習慣をつけましょう! ② 両脚の冷えと同時に手足が熱い場合、 中医では 腎陰虚 とみます。 普段、 豆腐、バナナなど涼性の食べ物がおススメ。 運動はウォーキング、ゆっくりのジョギング、ヨガなど激しく動かないものがおススメ。 ➂ 両脚水腫: 脾虚 中医では、肺虚、脾虚、腎虚は全て 水腫 になる原因とされ...