「累積疲労」を放置すると怖い!
猛暑が続いた 8 月は特に疲れを溜めやすい時期ですね。 皆さまお身体の調子は大丈夫ですか? 最近ネットで 「累積疲労」 なるキーワードを知りました。 近年増えている患者の症状から 心療内科医が生み出した言葉だそうです。 疲労は、痛み、発熱と並んで、体から発せられる重大な警告 体が限界に近付いているサインですが、 すぐに倒れたり病気になったりはしない為 時間がたてば消えると誤解され、見逃されることが少なくありません。 ここで適切なケアができればよいですが、 放置すると次第に疲労がたまり 下記のように症状が進行していくそうです。 ●血管の 9 割を占める毛細血管とリンパ管がつまりやすくなる ●体の細胞を修復する成長ホルモンの分泌が減り死んだままの細胞が体にたまっていく ●胃腸が弱り、栄養素が消化・吸収できなくなる ●消化や運動などの生命活動の中心でもある酵素の活性も落ち ますます毛細血管がつまりやすくなる ●脳の毛細血管が次第につまり、理性を司る大脳の前頭前野の働きがゆっくり衰え 神経回路網もだんだん荒廃していく ●不眠、食欲不振、肩こり、頭痛、等の身体的症状と共に 憂鬱感、不安・焦燥感、対人関係の拒否、といった精神的な症状があらわれる ●さらに放置すると、パニック障害や、うつ病、過労死にも繋がりうる 「累積疲労」 が及ぼす体そして心への影響を具体的にみると怖いですね。 疲労回復にまず大事なのは、細胞を修復し 疲れをとる成長ホルモンを分泌してくれる 「質の良い睡眠」 の確保です。 夏の夜は暑くて寝苦しく、この大切な「睡眠」の質が下がりやすいです。 いつも以上に意識して疲労が溜まっていないかご自身をチェックしてあげてくださいね。 特に 「累積疲労」 を抱えやすいタイプは 「完全主義」 の人だそうです。 何事も完璧にやりたい、人に頼まれると、無理なことでも断れない 仕事人間で几帳面、正直で責任感が強い、という真面目な人。 また 見栄 を張ってしまうタイプの人も要注意。 疲れていても、隠して無理をしてしまいがちで、 限界を超えて行動してしまったりしやすいそうです。 皆さんは大丈夫ですか? お疲れを溜めこむ前にどうぞ「ふたたび」